この度「第27回西日本ブラインドテニス大会」を盛況の下、無事終えることができました。ブラインドテニスは、視覚障害者スポーツとして発展してきた競技です。
近畿ブラインドテニス協会では様々な方々の協力、ご支援、ご縁をいただく中、競技周知にとどまらず視覚障害者と晴眼者の垣根を超え互いを理解、尊重しながら同じ「テニス」というスポーツを通じる機会を大切にしています。
「西日本ブラインドテニス大会」では3年前より視覚障害者のクラスのほかに一般(晴眼者)の部を設けました。今大会では競技人口が増えることに繋がれていくことも大切にしていきたいと考え、同じ視覚障害者のブラインドテニス経験の差への工夫をしました。
通常のクラス分けの他、テニス歴の浅い選手、大会出場未経験者が参加しやすいようにⅡ部クラスも新たに設置し大会を実施いたしました。
おかげさまで、全国から、また今まで参加をしたことがない選手の方々の参加がありました。今後も全国の選手の皆様が参加したくなる(ご縁につながる)こと、個々の技術向上、そしてブラインドテニスの発展を願っています。
来館、参加、応援の人数なども大切な財産になっていると思われます。
また、株式会社TASU‐club様にご後援頂き、三菱電機ファルコンズ様からは選手への参加賞ご提供、錦城護謨株式会社様には観覧席に「ココテープ」敷設、日本女子テニス連盟兵庫県支部様には試合の審判を頂き、株式会社淺沼組様・宝塚医療大学様・神戸学院大学様・奈良女子大学様・兵庫県立障害者スポーツ交流館様には、コートの設営・コート内外での選手の誘導などお力添え頂き、素晴らしい大会となりました。
1.開催日
令和6年1月27日(土)〜28日(日)
2.会場
兵庫県立障害者スポーツ交流館
〒651-2181 兵庫県神戸市西区曙町1070
3.優勝者
B1男子(全盲クラス)
優勝 塩澤 晴文(静岡)
B1女子(全盲クラス)
優勝 横田 弓(愛媛)
B2・B3男子(弱視クラス)
優勝 芳本 宏(大阪)
B2・B3女子(弱視クラス)
優勝 藤本 悠野(東京)
Ⅱ部B2・B3男女(弱視クラス)
優勝 青山 進(兵庫)
一般男女(健常者クラス)
優勝 上島 翔吾(大阪)
4.試合結果
B1男子
1回戦
佐々木薫(岡山) 5-4(4)内藤恒史(奈良)
中野堅志(兵庫)4-0 東俊彦(鹿児島)
塩澤晴文(静岡)4-2 梶岡定行(愛媛)
内木春明(岐阜)4-2 中岡和芳(愛媛)
角本勝(兵庫)4-2 土居由知(静岡)
大城敏雄(大阪)4-2 栁川春巳(佐賀)
岩下正之(大阪)4-2 古屋英樹(静岡)
2回戦
近江辰夫(広島)4-2 佐々木薫(岡山)
塩澤晴文(静岡)4-1 中野堅志(兵庫)
角本勝(兵庫) 4-2 内木春明(岐阜)
岩下正之(大阪)4-2 大城敏雄(大阪)
準決勝
塩澤晴文(静岡)5-4(0)近江辰夫(広島)
岩下正之(大阪)4-2 角本勝(兵庫)
決勝
塩澤晴文(静岡)6-4 岩下正之(大阪)
B1女子
1回戦
駄馬崎順子(広島)4-1 梅原慈香(静岡)
準決勝
駄馬崎順子(広島)4-2 多井直美(兵庫)
横田弓(愛媛)5-4(1) 馬場洋子(兵庫)
決勝
横田弓(愛媛)7-6(5)駄馬崎順子(広島)
B2・B3男子
1回戦
野崎繁(兵庫)4-1 須藤和彦(秋田)
2回戦
岩瀬文昭(愛知)4-0 野崎繁(兵庫)
面川秀文(福島)4-2 檜垣哲造(広島)
芳本宏(大阪)4-0 酒井正治(岐阜)
森川能光(広島)4-0 荒井辰也(北海道
準決勝
岩瀬文昭(愛知)4-0 面川秀文(福島)
芳本宏(大阪)4-0 森川能光(広島)
決勝
芳本宏(大阪)6-3 岩瀬文昭(愛知)
B2・B3女子
準決勝
藤本悠野(東京)4-0 松浦典子(静岡)
小松由佳(秋田)4-2 塚本栄(静岡)
決勝
藤本悠野(東京)6-0 小松由佳(秋田)
Ⅱ部B2・B3男女ミックス
準決勝
青山進(兵庫)4-1 谷広城(広島)
村上聡美(福岡)4-1 鈴木弘美(東京)
決勝
青山進(兵庫)6-1 村上聡美(福岡)
一般男女ミックス
準決勝
上島翔吾(大阪)4-2 大城勇輝(大阪)
飯田泰則(兵庫)4-0 田中昌子(奈良)
決勝
上島翔吾(大阪)6-2 飯田泰則(兵庫)
5.大会の様子
本大会は、B1男子15名、B1女子5名、B2B3男子9名、B2B3女子4名、Ⅱ部B2B3男女ミックス4名、一般クラス4名、総勢41名の選手により、行われました。
B1男子決勝戦では、岩下選手の鋭いサーブを、塩澤選手が完璧にリターン、ポイントを積み重ね、ゲームカウントがひらく中、岩下選手も粘りましたが塩澤選手が優勝しました。
B1女子は駄馬崎選手がKBTAランキングポイント1位の多井選手を破り決勝戦に進む快挙をみせ尚も前回優勝者の横田選手と互角の勝負となる波乱がありましたが最後は横田選手が粘り優勝をもぎ取りました。
B2B3男子決勝戦、持ち前のフットワークと持久力を生かしてプレーする岩瀬選手を、芳本選手が前後左右縦横無尽のラリーテクニックで迎え撃つ試合展開、芳本選手が優勝。
B2B3女子決勝戦、「藤本6-0小松」、女王の貫禄!藤本選手、優勝。
今大会から、ブラインドテニス初心者に大会参加の楽しさ・喜びを伝える目的で、Ⅱ部クラスを設けました。Ⅱ部クラス参加選手から「Ⅱ部クラスを設けていただけたから、大会に参加する気になれた」など、喜びのお声をいただけたことは、今後の大会開催に向けての明るい布石となりました。Ⅱ部B2・B3男女ミックス決勝戦は青山選手が優勝。一般男女ミックス決勝戦、ハイスピード・迫力のある試合運びとなりましたが上島選手がらKBTAランキングポイント1位の飯田選手を破り試合を制しました。
2023年10月15日(日)2023世界スーパージュニアテニス選手権大会が大阪市靭テニスセンターで行われました。その大会の横の一般テニスコートでブラインドテニス体験会を開催することが出来ました。
体験には将来のテニス界を担うであろう小学生や中学生など多くの方が体験に来てくださいました。体験内容は弱視体験を用いてボールを打つ、アイシェードをしてボールを打つなどの事をしていただきました。皆さん揃って「難しい!」等の声がありましたが、勘の良い方は何回も相手のコートに鋭い打球を打っていただけました。
沢山の方に体験していただいたため、忙しく写真を取る暇もありませんでしたが、わずかに写した写真を掲載致します。
6回まいどおおきに!フレンドリーカップ!ブラインドテニス大会を実施しました。
皆様のご協力のもと出場選手全員が良い汗を流し、大変盛り上がる形で大会を終えることができました。今後とも近畿ブラインドテニス協会主催大会の参加を心よりお待ちしております。
1.開催日
令和5年9月30日(土)、10月1日(日)
2.会場
大阪市舞洲障がい者スポーツセンター
〒554-0041 大阪市此花区北港白津二丁目1番46号
3.後援
錦城護謨株式会社
株式会社TASU-club
4.協賛
日本女子テニス連盟大阪府支部
奈良女子大学点訳部
武庫川女子大学テニス部
5.協力
株式会社 淺沼組
6.結果(入賞者、敬称略)
(1)シングルス
B1男子(全盲クラス)
優勝 酒井 幸春
B1女子(全盲クラス)
優勝 Bianka Graeming
B2・B3男子(弱視クラス)
優勝 森川 能光
B2・B3女子(弱視クラス)
優勝 藤本 悠野
(2)ダブルス
D1(全盲の部)
優勝 塩澤 晴文・林 英幸
D2(弱視・一般の部)
優勝 藤本 悠野・上島 翔吾
7.試合詳細
(1)シングルス
B1男子
1回戦
桂田元太郎4-2東 俊彦
酒井幸春4-1坪田健一
森下主税4-3(2)桜井宏紀
角本勝4-1平山幸夫
2回戦
桂田元太郎5-4(4)岩下正之
栁川春己5-3佐々木薫
酒井幸春4-1行本裕樹
中野堅志4-1上泉英雄
内藤恒史5-4(4)土居由知
森下主税4-0大城敏雄
中岡和芳4-2林英幸
近江辰夫4-1角本勝
3回戦
栁川春己5-4(4)桂田元太郎
酒井幸春4-0中野堅志
森下主税4-2内藤恒史
近江辰夫4-0中岡和芳
準決勝
酒井幸春6-1栁川春己
近江辰夫6-3森下主税
決勝
酒井幸春6-2近江辰夫
B1女子
1回戦
多井直美4-1梅原慈香
BiankaGraeming4-1馬場洋子
澤田理絵5-4(4)森下美帆
駄場崎順子5-4(4)横田弓
準決勝
BiankaGraeming6-3多井直美
澤田理絵6-4駄場崎順子
決勝
BiankaGraeming7-5澤田理絵
B2・3男子
1回戦
芳本宏4-0檜垣哲造
酒井正治4-1青山進
準決勝
芳本宏6-1岩瀬文昭
森川能光6-0酒井正治
決勝
森川能光1-5RET 芳本宏
B2・3女子
準決勝
藤本悠野6-4平家祥子
古屋裕子6-0WO
決勝
藤本悠野6-2古屋裕子
(2)ダブルス
D1
1回戦
中岡和芳、酒井幸春4-1角本勝、東 俊彦
行本裕樹、馬場重行4-1梅原慈香、内藤恒史
森下主税、森下美帆4-2BiankaGraeming、横田弓
林英幸、塩澤晴文4-3(1)馬場洋子、桜井宏紀
坪田健一、佐々木薫4-2上泉英雄、栁川春己
2回戦
中岡和芳、酒井幸春4-0大城敏雄、岩下正之
行本裕樹、馬場重行4-2森下主税、森下美帆
林英幸、塩澤晴文4-1多井直美、澤田理絵
近江辰夫、駄場崎順子4-0坪田健一、佐々木薫
準決勝
中岡和芳、酒井幸春4-2行本裕樹、馬場重行
林英幸、塩澤晴文4-1近江辰夫、駄場崎順子
決勝
林英幸、塩澤晴文6-2中岡和芳、酒井幸春
D2
1回戦
藤本悠野、上島翔吾4-1川井田美和、川井田奈緒
古屋裕子、芳本宏4-0酒井正治、小山健一
準決勝
藤本悠野、上島翔吾4-0WO
古屋裕子、芳本宏4-3(3)森川能光、檜垣哲造
決勝
藤本悠野、上島翔吾6-3古屋裕子、芳本宏
8.大会の様子
本大会は6回目を数え、参加選手からは毎回好評を得ている大会となっております。今回は、総勢40名を超える選手が集まり、熱戦を繰り拡げました。参加選手は関西以外にも関東・東海・中国・四国・九州から集まりました。また今回鹿児島から初参加もありました。更に、ドイツから女性のB1プレイヤーの参加がありました。
ドイツ選手の戦績としましては、上記のとおり優勝をされ、世界のスキルの高さを目の当たりにすることとなりました。
ダブルスでは、健常者、障がい者関係なく各々がペアを組み、互いにサポートしながら本気で戦っており、勝てば喜び、負ければ悔しがる姿はブラインドテニスを通じて障がい者と健常者が「スポーツを純粋に楽しむ」という我々が目指している、「障がいの有無にかかわらず楽しめるテニス」に近づけたように思えました。
大会の審判団には日本女子テニス連盟大阪支部様が、ボールパーソンには奈良女子大学点訳部学生、武庫川女子大学テニス部学生、錦城護謨株式会社様、株式会社淺沼組様、その他ブラインドテニスに興味を持ち参加してくださいました方々がご協力くださいました。
ブラインドテニスは視力に応じて有効バウンド数が異なることから、ダブルスでは選手にバウンド数のついたビブスを着用し審判の方々にジャッジのご協力をお願いしました。
今回は、審判向けの事前講習会をできないまま迎えた大会でしたが、一般のテニスルールと異なる点についても理解・寄り添って頂けまた会場環境の整備等も快く動いてくれました。
参加選手の活躍・ご協力、一般参加者、運営への協力を頂いた皆様の想いが今回の盛況に繋がり、また今後の運営の糧となりました。感謝申し上げます。
去る9月12日(火)兵庫県神崎郡にある市川町立鶴居小学校にて、人権教育事業の一環としてブラインドテニスを体験していただきました。
小学校4年生~6年生6名の参加がありました。
目隠し(アイシェード)をして音のなるブラインドテニスボール(スポンジボール)を打ってもらいました。校長先生や先生方にも体験していただきました。生徒さん何人かと先生方は上手くラケットにボールを当てることが出来て大喜びされていました。
生徒さんからは(音源を頼りにボールを打つことや目隠しして動くことは、)「難しかった」や「怖かった」などの感想も頂きました。
後半はブラインドテニスボールでテニピン(段ボール製のハンドラケットを着用して)を行いました。先生方には弱視体験メガネを着けていただいて参加していただきました。皆さん楽しそうにテニスをしていただけました。
今回の企画を体験し「目の不自由な方に少しでも手助けしたい」という生徒さんからのお言葉や感想も頂けました。
機会あれば、また一緒にテニスを楽しみましょう!
開催日
令和5年7月1日(土)、2日(日)
会場
兵庫県立障害者スポーツ交流館
〒651-2181 兵庫県神戸市西区曙町1070
主催
近畿ブラインドテニス協会
後援
一般社団法人兵庫県テニス協会
株式会社 TASU club
協賛
三菱電機ファルコンズ
協力
日本女子テニス連盟兵庫県支部
錦城護謨株式会社
神戸学院大学
宝塚医療大学
奈良女子大学
兵庫県立障がい者スポーツ交流館
成績(入賞者、敬称略)
B1男子(全盲クラス)
優勝 岩下 正之
B1女子(全盲クラス)
優勝 駄場崎 順子
B2・B3男子(弱視クラス)
優勝 岩瀬 文昭
B2・B3女子(弱視クラス)
優勝 岩瀬 百合枝
一般男女(健常者クラス)
優勝 大城 勇輝
試合結果
B1男子
Aグループ
近江 辰夫 6-4 内藤 恒文
近江 辰夫 6-4 坪田 健一
坪田 健一 6-3 内藤 恒文
決勝トーナメント進出 近江 辰夫
Bグループ
中野 堅志 6-4 中岡 和芳
中岡 和芳 6-4 平山 幸夫
中野 堅志 7-6(2)平山 幸夫
決勝トーナメント進出 中野 堅志
Cグループ
大城 敏雄 7-6(2) 土居 由知
大城 敏雄 6-3 佐々木 薫
土居 由知 7-5 佐々木 薫
決勝トーナメント進出 大城 敏雄
Dグループ
岩下 正之 6-4 栁川 春己
岩下 正之 6-4 桂田元太郎
栁川 春己 6-3 桂田元太郎
決勝トーナメント進出 岩下 正之
準決勝
近江 辰夫 7-5 中野 堅志
岩下 正之 6-2 大城 敏雄
決勝
近江 辰夫 5-4(2) 岩下 正之
岩下 正之 4-2 近江 辰夫
岩下 正之 4-2 近江 辰夫
セットカウント 岩下 正之 2-1 近江 辰夫
B1女子
駄場崎順子 W.O 横田 弓
多井 直美 7-6(0) 梅原 慈香
駄場崎順子 7-6(4) 馬場 洋子
多井 直美 W.O 横田 弓
馬場 洋子 7-6(3) 梅原 慈香
※くじにより駄場崎順子が優勝
B2・B3男子
森川 能光 7-5 酒井 正治
面川 秀文 6-1 青山 進
岩瀬 文昭 6-0 森川 能光
面川 秀文 6-2 酒井 正治
岩瀬 文昭 6-0 青山 進
B2・B3女子
岩瀬百合枝 4-0 小松 由佳
岩瀬百合枝 4-0 小松 由佳
セットカウント 岩瀬百合枝 2-0 小松 由佳
一般
大城 勇輝 6-0 小山 健一
芳本 宏 6-2 小山 健一
大城 勇輝 6-2 芳本 宏
大会の様子
小暑を控え、最も暑い時期に突入する中、兵庫県障がい者スポーツ交流館にて総勢27名の選手が集まり、熱戦が繰り広げられました。
北は秋田、南は佐賀から選手が集まり、盛況となる大会となりました。
今大会では経験の浅い選手の活躍が目立つ大会となり、今後のブラインドテニスの変革を担える人材発掘を導けるような大会となりました。
大会後援には兵庫県テニス協会様、株式会社TASU-club様、協賛には三菱ファルコンズ様、協力として全盲の方の道しるべとなる歩導マット設置に株式会社錦城護謨様、審判には日本女子テニス連盟兵庫県支部様、ボールパーソンに宝塚医療大学、神戸学院大学、奈良女子大学、兵庫県障がい者スポーツ交流館ボランティアの方々、また個人として大会を手助けしていただきました多くのボランティアのご協力を得て大会を開催することができました。
参加選手も日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、接戦が続く試合が多く観られました。大会初日はB1男子の予選及びB1女子のリーグ戦、2日目はB2・B3男子及び女子のリーグ戦と、一般のリーグ戦、B1男子の準決勝及び決勝を行いました。
B1男子は第1回大会優勝の近江辰夫選手と近畿のエース岩下正之選手となり、序盤試合を優位に進めていた近江選手でしたが、攻撃力の勝る岩下選手に最後押し切られ、岩下選手が優勝。
B1女子は前回優勝の横田弓選手が欠場となり、混戦となるリーグ戦でしたが、B2からB1に転向し努力を積み重ねてきた駄場崎順子選手が悲願の優勝を遂げました。
B2・B3男子は岩瀬文昭選手が他を圧倒し寄せ付けぬ強さで優勝。B2・B3女子は参加者2名と寂しい参加人数となりましたが、実力に勝る岩瀬百合枝選手が小松由佳選手を破り優勝。
一般(晴眼)の部では前回の近畿の大会から参加し実力のある若手のホープ大城勇輝選手が安定したストロークを発揮し優勝を捥ぎ取りました。
大城勇輝選手は近畿ブラインドテニス協会のHPから視覚障がい者のテニスに興味を持ち、問い合わせをして頂き、練習会や大会参加、今回はボールパーソンなど多岐にわたりお手伝い頂きました。
また錦城護謨株式会社の小山健一選手には近畿ブラインドテニス協会が主催する大会に毎回ご参加頂け会場の環境準備、ボールパーソンなど試合参加以外でも活躍頂いております。
沢山のご縁の中、今回も大会を無事終えることが出来ました。
有難うございました。
舞洲障がい者スポーツセンターにおいて第5回まいどおおきに!フレンドリーカップ!ブラインドテニス大会を実施しました。
皆様のご協力のもと出場選手すべての方が良い汗を流し、大変盛り上がる大会で終わることができました。今後とも近畿ブラインドテニス協会主催大会の参加を心よりお待ちしております。
1.開催日
令和4年10月8日(土)、9日(日)
2.会場
大阪市舞洲障がい者スポーツセンター
〒554-0041 大阪市此花区北港白津二丁目1番46号
3.協賛
日本女子テニス連盟大阪府支部
錦城護謨株式会社
奈良女子大学点訳部
4.結果(入賞者、敬称略)
(1)シングルス
B1男子(全盲クラス)
優勝行本 裕樹
B1女子(全盲クラス)
優勝 多井 直美
B2・B3男子(弱視クラス)
優勝 芳本 宏
B2・B3女子(弱視クラス)
優勝 藤本 悠野
一般男女(健常者クラス)
優勝 飯田 泰則
(2)ダブルス
D1(全盲の部)
優勝 近江 辰夫・行本 裕樹
D2(弱視・一般の部)
優勝 田中 恵美子・小山 健一
5.試合詳細
(1)シングルス
B1男子
1回戦
森下主税4-1内藤恒史
中野堅志4-2佐々木薫
桜井宏紀4-1桂田元太郎
岩下正之5-4(1)中岡和芳
角本勝5-4(1)河出充展
行本裕樹5-4(1)土居由知
2回戦
近江辰夫4-0中野堅志
森下主税4-0大城敏雄
岩下正之4-1桜井宏紀
行本裕樹4-0角本勝
準決勝
行本裕樹4-1森下主税
岩下正之5-3近江辰夫
決勝
行本裕樹6-3岩下正之
B1女子
1回戦
馬場洋子5-4(1)梅原慈香
準決勝
多井直美4-2森下美帆
横田弓5-4(3)馬場洋子
決勝
多井直美7-6(4)横田弓
B2・3男子
1回戦
岩瀬文昭4-0青山進
芳本宏4-0森川能光
決勝
芳本宏6-4岩瀬文昭
B2・3女子
1回戦
藤本悠野4-0向井久代
岩瀬百合枝4-0曽谷通子
決勝
藤本悠野6-4岩瀬百合枝
一般
1回戦
小山健一4-1田中晶子
準決勝
田中恵美子4-1中塚恭平
飯田泰則4-0小山健一
決勝
飯田泰則6-2田中恵美子
(2)ダブルス
D1
1回戦
横田 弓・中岡 和芳5-4(1)馬場 洋子・桜井 宏紀
2回戦
森下主税・森下美帆5-3岩下正之・馬場 重行
多井 直美・内藤 恒史4-2大城 敏雄・中野 堅志
梅原 慈香・土居 由知5-3佐々木 薫・角本 勝
近江 辰夫・行本 裕樹5-4(4)横田 弓・中岡 和芳
準決勝
近江 辰夫・行本 裕樹2-0(RET)梅原 慈香・土居 由知
森下主税・森下美帆5-3多井 直美・内藤 恒史
決勝
近江 辰夫・行本 裕樹7-6(1)森下主税・森下美帆
D2
1回戦
田中 晶子・芳本 宏4-1中塚 恭平・青山 進
田中 恵美子・小山 健一4-0川井田 奈緒・川井田 美和
準決勝
田中 恵美子・小山 健一4-0藤本 悠野・森川 能光
田中 晶子・芳本 宏5-3岩瀬 百合枝・岩瀬 文昭
決勝
田中 恵美子・小山 健一0-2(RET)田中 晶子・芳本 宏
5.大会の様子
本大会は5回目を数え、参加選手からは毎回好評を得ている大会となっております。今回も、総勢34名の選手が集まり、熱戦が繰り拡げられました。参加選手は関西以外にも関東・東海・中国・四国からも集まり大盛況となりました。
ダブルスでは、健常者、障がい者関係なく各々がペアを組み、互いにサポートしながら本気で戦っている姿は、障がい者スポーツであることを忘れさせてくれる姿でした。
また、健常者からは、「こんなに一緒に楽しめるスポーツがあるなんて」「まるで観ているかの如く、宙を飛ぶ1つのボールを追いかけ打ち合うブラインドテニスってすごいですね」と感想をいただいております。
大会の審判団には日本女子テニス連盟大阪支部様が、ボールパーソンには奈良女子大学点訳部様の方々がご協力くださりました。更には大会に参加している選手の方々から、運営の協力を得て「みんなでブラインドテニスを盛り上げる」という大会となりました。
会場内には、「ガイドウェイ」というゴム製の誘導マットを錦城護謨株式会社様が設置してくださり、選手が控え席からトイレや更衣室まで、一人で行きたいときに行けるようにしてくださいました。このガイドウェイは思い描いたとおりに設置でき、設置場所を選ばず床を傷つけにくくなっていることが特徴です。
ブラインドテニスは視力に応じて有効バウンド数が異なることから、ダブルスでは選手にバウンド数のついたビブスを着用し審判の方々にジャッジのご協力をお願いしました。レシーブする選手によって有効バウンド数が違うため、バウンドのジャッジをミスしないかと心配しましたが、正確なジャッジをしてくださいました。
参加選手の活躍、一般参加者、運営への協力を頂いた皆の想いが今回の盛況に繋がり、また今後の運営の糧となりました。感謝申し上げます。
以下に大会の写真を添付しますのでご覧ください。
好天の京都府宇治市において第1回ジャパンカップブラインドテニス大会を実施しました。
皆様のご協力のもと出場選手すべての方が良い汗を流し、怪我も無く無事盛会にて終わることができました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
1.開催日
令和4年5月3日(火祝)、4日(水祝)
2.会場
京都府立山城総合運動公園 体育館
〒611-0031京都府宇治市広野町八軒屋谷1
3.協賛
京都府テニス連盟
日本女子テニス連盟京都府支部
日本女子テニス連盟大阪府支部
公益財団法人 京都府公園公社
錦城護謨株式会社
三菱電機ファルコンズ
奈良女子大学点訳部
宝塚医療大学
藍野大学
4.結果(入賞者、敬称略)
B1男子(全盲クラス)
優勝近江 辰夫
B1女子(全盲クラス)
優勝 横田 弓
B2・B3男子(弱視クラス)
優勝 岩瀬 文昭
B2・B3女子(弱視クラス)
優勝 藤本 悠野
一般男女(健常者クラス)
優勝 飯田 泰則
B1男子
Aグループ
岩下 正之6-3中岡 和芳
岩下 正之6-2中野 堅志
中野 堅志6-2中岡 和芳
岩下 正之決勝トーナメント進出
Bグループ
行本 裕樹6-1佐々木 薫
近江 辰夫6-4行本 裕樹
近江 辰夫6-1佐々木 薫
近江 辰夫決勝トーナメント進出
Cグループ
柳川 春己6-0角本 勝
角本 勝 6-4森下 主税
下 主税7-6(4)柳川 春己
柳川 春己決勝トーナメント進出
Dグループ
大城 敏雄7-6(2)内藤 恒史
土居 由知7-6(4)平山 幸夫
土居 由知7-6(2)内藤 恒史
大城 敏雄6-3平山 幸夫
大城 敏雄決勝トーナメント進出
準決勝
近江 辰夫7-6(2)岩下 正之
大城 敏雄7-6(4)柳川 春己
決勝近江 辰夫2-0大城 敏雄
〈4-1〉
〈4-2〉
多井 直美6-4梅原 慈香
横田 弓 6-3梅原 慈香
多井 直美6-3横田 弓
決勝
横田 弓2-0多井 直美
〈4-2〉
〈5-4(7)〉
檜垣 哲造7-6(1)青山 進
岩瀬 文昭6-2森川 能光
岩瀬 文昭6-0檜垣 哲造
森川 能光6-2青山 進
森川 能光6-4檜垣 哲造
岩瀬 文昭6-0青山 進
決勝
岩瀬 文昭2-0森川 能光
〈4-2〉
〈4-0〉
B2・B3女子
岩瀬百合枝6-2曽谷 通子
藤本 悠野6-3平家 祥子
岩瀬百合枝7-5平家 祥子
藤本 悠野6-0曽谷 通子
藤本 悠野6-1岩瀬百合枝
平家 祥子WO曽谷 通子
決勝
藤本 悠野2-1岩瀬百合
〈4-1〉
〈1-4〉
(4-2〉
一般
中塚 恭平6-3芳本 宏
飯田 泰則6-0小山 健一
芳本 宏 6-0小山 健一
飯田 泰則6-0中塚 恭平
飯田 泰則6-1芳本 宏
中塚 恭平6-3小山 健一
決勝
飯田 泰則2-0中塚 恭平
〈4-1〉
〈4-0〉
B1
中岡 和芳6-4梅原 慈香
横田 弓 7-6(3)角本 勝
中野 堅志6-3柳川 春己
土居 由知7-5佐々木 薫
多井 直美7-5中岡 和芳
森下 主税6-4平山 幸夫
行本 裕樹6-2内藤 恒史
B2-B3
岩瀬 文昭6-4岩瀬百合枝
青山 進 6-0藤本 悠野
4.大会の様子
新緑のもと、山城総合運動公園体育館にて総勢28名の選手が集まり、熱戦が繰り広げられました。参加選手は関西以外にも関東・東海・中国・四国・九州からも集まり大盛況となりました。
近畿ブラインドテニス協会としては兵庫・大阪以外で初の公式大会の開催であり、また障がい者施設の利用ではなく一般施設での開催ということもあり不安も強かったですが、審判・ボランティア等のご協力を頂き、大変充実した大会となりました。
大会の審判団には京都府テニス協会及び日本女子テニス連盟京都府支部・大阪府支部が、ボールパーソンには奈良女子大学点訳部、藍野医療大学、宝塚医療大学の学生等の方々がご協力くださいました。
日本各地で行われる大会では予選等1試合1セット4ゲームマッチと短い試合が多いですが、真の日本一を決める大会を目指し予選から1セット6ゲームマッチ、決勝では3セット4ゲームマッチにて行いました。
大会1日目は各クラス予選、2日目は交流戦及び各クラス準決勝・決勝を行いました。
B1(全盲)男子クラスはレシーブ力に定評のある近江辰夫(広島県)が、前回まいどおおきにフレンドリーカップ大会優勝の大城敏雄(大阪府)を決勝で破り優勝を遂げられました。
B1(全盲)女子では上位を競い合う横田 弓(愛媛県)と多井直美(兵庫県)の決勝となり、白熱した試合となりました。2セット目はタイブレークとなり9-7にて横田 弓(愛媛県)が競り勝ちました。
B2・B3 (弱視)男子ではストロークが冴えわたる岩瀬文昭(愛知県)が実力を発揮し優勝。
B2・B3(弱視)女子は決勝にて藤本悠野(東京都)と岩瀬百合枝(愛知県)が白熱した試合となり3セット目までもつれました。最後は良く動き安定してラリーを支配した藤本悠野(東京都)が優勝しました。
一般(晴眼)では随所に実力を発揮した飯田泰則(兵庫県)が圧倒的な力を魅せつけ他を寄せ付けず余裕の優勝となりました。
今回の大会は選手にとって初めての開催場所となり、移動等に不安を感じる選手もたくさんいましたが、錦城護謨の誘導マットを敷設していただいたり、ボランティアが適切に誘導していただき安心して移動することが出来ていました。また審判の方には今回初めてブラインドテニスを観た方もいらっしゃる中、適切なジャッジをしていただきました。
その他たくさんの方のご支援があり、無事大会を終えることができました。本当にありがとうございました。
以下に大会の写真を添付しますのでご参照ください。
第23回 西日本ブラインドテニスmen's大会.pdf へのリンク
第2回まいどおおきに.pdf へのリンク
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